骨髄ドナー体験談③~最終候補者に選ばれました。~
前回はこちら。
前回の記事を書いてからだいぶ日にちが経ってしまいました。
コロナでの慣れないリモートワークによって、PCに拒否反応・・笑
生活も落ち着いてきたので、再び再開します~
調整の結果、最終候補者に選ばれました。
もうタイトルの通りですね!
確認検査が終わって約一週間後、コーディネーターさんから連絡が来ました。
検査の結果に問題がなく、最終候補者に選ばれたとのこと・・!
この一報をうけ、覚悟はしていましたが、ぐっと身が引き締まる思いになりました。
最終的な意思確認をしたいとの連絡を受け、家族の代表者と同席が必要なので調整してほしいとのこと。 すぐに母親に連絡を取り、日程の調整をしました。
最終同意当日
母親と面談をする病院の近くで待ち合わせをし、せっかくなので外食をしようとお寿司を食べに行きました。
思えば母親と二人で外食するなんでいつぶりだろう‥?家族の近況などを話ながら、骨髄ドナーになったことで思いがけず家族と向き合えたな・・としみじみしていました。
美味しいお寿司を食べ終え、いざ病院に。
エントランスにつくとコーディネーターさんが待っててくださいました。そのすぐあとに担当してくれる弁護士さんも到着し、ご挨拶。
普段弁護士さんとお会いする機会もなく、「なんか不思議~」なんてのほほんと考えていました。
いざ最終同意。がちがちの母親‥。
会議室のようなスペースに通され、私・母親・弁護士さん・担当医・コーディネーターさんで向き合うような形で着席。
担当医の方が丁寧に説明をしてくれました。
ところどころで質問はないか聞いてくれていたのですが、母親がほぼ無言・・うつむいてしまっていました。
というのも、手術の後遺症など、医学的な面での説明も丁寧にあったため、”万が一”のリスクがあるということを改めてつきつけられる時間でした。
私はもう何度も調べて説明も受けていたので、今更なんとも、という感じでしたが、母親の気持ちを思うと申し訳なくなりました。
(これはまずい‥説明聞いたら不安にさせちゃったかな‥)
最終的に同意書に署名・捺印をしなければならず、母親が同意してくれるか不安に思っていましたが、意外にもすんなりと無事サインをしてくれました。
後から聞いたら「緊張してたのと老眼で書類があんまり見えなかった・・眼鏡忘れてた!」とのこと‥なんだ‥
入院日程の調整、手術を待つ日々。
最終面談が終わり、あとは実際に提供をするのみ。手術のための入院日程の調整が必要でした。
幸いにも理解のある職場でスムーズに調整することができ、約1か月後の入院が決定しました。
ここから患者さんは移植に向けた放射線治療など、大変な日々を過ごされると知っていたため、入院まで体調を崩さないように、事故にも合わないように!と注意をしながら過ごしていました。
さらに入院直前は激しい運動なども控えるよう言われていたため、趣味の登山もせずにのんびりと毎日を送っていました。
つづきます。