嫌われる勇気
嫌われる勇気。有名な本ですよね。
本の存在は知っていましたが、なんとなく避けていました。嫌われる勇気は持ち合わせているとも思っていましたし。笑
ですが、PTSDと診断されたのをきっかけにトラウマについて更に向き合うべく購入しました。
というのも、本書ではトラウマを否定しています。
原因論の考え方で、過去のトラウマがあるから今〇〇なんだ、と言った考え方を否定し、目的論として、〇〇という目的を達成するために経験の中から目的に叶うものを見つけ出す、としています。
これを自分に置き換えてみました。
私は過去に襲われた経験があるから人が怖くて、人間関係の構築が苦手なんだ。
と考えていましたが、実際には、
人間関係を避けるために、襲われたという過去の経験を持ち出していた。
そう考えてみました。
確かに襲われたことによって、男性や夜道が怖くなったのは確かです。でもそれも、自分を守るという目的のためだった。
もう十分自分のことは守ってあげたと思います。過去の自分には、守ろうとしてくれてありがとうと感謝しようと思います。
でも、私はこの先の人生を選択するためにも、過去の経験に別の意味づけをしたい。
トラウマとしてこれからの人生に影を落とす経験を、いつまでも自分の中に置いておきたくないんです。襲われた直後に読んでいたら受け入れられなかったかもしれませんが、このタイミングで読めて良かったと思える本でした。