はじめての心療内科~PTSDの診断~
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わたしが心療内科を受診するまでのことをお話しします。
心療内科(精神科)を受診することはとても勇気がいりました。
受診した方が良いと頭では理解しながらも抵抗があり、受診するまでに数か月かかりました。
これを読んでくださっている方のなかにも、もしかしたら受診を迷っている方がいるかもしれません。鬱の認知も広まり偏見が少なくなっているとは言え、どう思われるのか、気を使わせてしまうのではないか…とかいろいろと考えてしまうんですよね。
だから、同じように悩んでいる方がいるのなら少しでも参考になれば!!と思いながらこの記事を書いています。
私は、心療内科を受診をしてよかったと心から思っています。
受診を決断した過去の自分にありがとう!と言いたい。
((/・ω・)/{ありがとう~過去のわたし~})
受診前の心境
「うつ」と診断されたら、どうしよう?
心療内科に通院していると知られたら、周りにひかれるかな・・?
仕事に影響がでる??
心療内科を受診したことがなかった私は不安や葛藤があり、なかなか初診を予約出来ずにいました。
それでも状況が悪化し、“自分ひとりで解決することはできない。”そう確信して、人の手をかりたい、ここから抜け出したいという藁にもすがる思いで心療内科に電話を掛けました。
心療内科を予約
受診することはだれにも相談せず、勤務先の近くの病院を探しました。
仕事にも影響が出始めていた私は、少しでもはやく受診をしたいと思い、ネットで病院を探し、仕事の休憩中に予約の電話をしました。
ですが、、、なかなか予約がとれない!!!
仕事後に行きたかったので、夜でも診察をしてくれる病院を探していたこともあり、「早くても1週間後のご予約になります」などの病院が多かったです。
今日にでも受診したい・・・という思いでしたが、1週間程度待ち、女性が院長をされている病院を予約し、受診しました。
(もう限界だ…という状態で電話をしたので、1週間はとても長く感じました…)
はじめての心療内科
はじめての心療内科を訪れた私は、少なからず緊張していました。
何を話したら良いか考えながら向かったのを覚えています。
病院につくと、3名ほど患者さんがいました。こんな言い方をしたら失礼かもしれませんが、みなさん本当に普通の方だなぁという印象でした。やはり、周りから見たらわからないんですよね。
(医師の方から見たらわかるのかもしれないですが…)
“この人たちも、同じような状況なのかな…”と一人ではないことに、ほっとしました。
そんなこんなで私の順番になり、診察室に呼ばれ、優しそうな男性の医師が、受診した経緯、主訴等を丁寧に聞いてくれました。
先生の優しい言葉、一人ではないという安心感からか、ボロボロと泣きながら、鼻水が垂れるのを防ぐ余裕もなく、説明をしました。
たぶん、20分くらいは話を聞いてくれたと思います。
先生も忙しい中、本当に親身になっていただきました。
診断結果を受けて
診察の結果は、PTSD(※1)の疑いがあること。
EMDR(※2)の治療に効果がある可能性があり、
カウンセリングも有用ではないか。ということでした。
(※1)PTSDとは
心的外傷ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder)。
命の安全が脅かされるような出来事によって強い精神的衝撃を受けることが原因で、
著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である。
(Wikipediaより)
(※2)EMDRとは
眼球運動による脱感作および再処理法。心理療法。
特にPTSDに対する有用性で知られている。
その日は次回のカウンセリングの予約をし、終了しました。
帰り道に歩きながら、”ついに心療内科を受診してしまったな…”という後戻りできない思いとともに、“もう一人で抱え込まなくていいんだな”という安心感も、とても感じたことを覚えています。
ここから長い通院が始まります。経過などは追ってご紹介します。
受診を迷っている方へ
大丈夫、あなただけじゃないよ。